第2回 病院へ行ってみよう
今回は、ブログにも書いた記事ですが、シニア犬にとって健康診断は健康を保って元気に暮らすために必要だなあ・・・としみじみ感じたので、
コラムとしても掲載しました。
我が家のシニア犬ブーフは12才
獣医さんとお話しをして「これからは病気は早期発見、そして小さなトラブルはあっても今の健康を長く保てるようにしていきましょうね」と話し合ったところでした。
なるべく避けたいと思いがちな病院ですが、なにもなくても行ってみることも必要かもしれません。
そういえば、ブーフ、最近獣医さんに行っていないな~
そう思い、夕方は病院へ行ってみました・・・
そして「そうだそうだ」と健康診断の予約も♡
なんでもないのに病院?
はい、行きます
もともと心臓がよくないと言われていたこともあるけれど
獣医さんで体や口の中を診てもらったり、心音などを聞いてもらったり
そして、家でも撫でたりマッサージしながら身体を触ります
手をアンテナにして触ります
コミュニケーション&チェック!
病気になっていないか・・・ビクビクしているわけではないけれど
なにかあっても早く見つけてあげられるように、なんでもなくても病院へ行きます。
私の日々チェックでわからないこともあるからです
そんなことを続けて、ブーフも12才
立派なシニアになった今
病院も以前ほど怖い場所ではなくなったようです
定期健康診断で15分くらいエコー検査してもらうときも「ボク、寝てるから適当にやってね」とばかりにウトウトし始めます
日々ハーブを食べながら、獣医さんでもしっかりチェック
犬の1年は人間の4年といいます
時の流れが人よりはやいワンコ
長く元気なシニア期を過ごせるように健康診断♡
にもなければそれでよし
早く見つかれば治療の選択肢も広がる
そう思って・・・
「健康診断の予約!お願いしまーす!」と叫んでみるのです
第1回 シニアになるってどんなこと?
今、一緒に暮らしているワンコはまだまだ若いですか?
「シニア?想像つかないなあ」というくらい元気盛りですか?
それでもいつか、かわいいワンコは私たちの年齢を超えておじいちゃん、おばあちゃんになってゆきます。
可愛いワンコがシニアになる・・・考えたくないことですか?
犬は人間の4倍の速さで年をとっていくと言われています。(大型犬・小型犬では老化スピードは違います)
色々な本や、ドッグフードの表示を見ると、だいたい7歳が成犬とシニア犬の境い目のようです。
この年齢は目安です。でも、ここで考えてみてください。
ワンコの平均寿命は小型犬で15歳。もっともっと長生きするワンコもたくさんいます。
7歳からシニア期で、15歳まで暮らす・・・そう考えると「犬生」の半分はシニア期。
ですから、シニアになるってどんなことなのか知っておくことも、大事なワンコとの生活をより快適に楽しくするために必要だと思いませんか?
じゃあ、シニアになるとどんな変化が現れてくるのでしょう?
★見た目の変化
・目の周りや口の周りの毛が白くなってきた
・被毛がパサパサしてきた
・目がなんとなく白っぽくなってきたみたい
・なんだかお尻が小さくなった??
後ろ足が弱くなることでお尻あたりの筋肉が落ちてきます
・お口の臭いが・・・気になる
★行動の変化
・動きがスローになってきた
・段差が苦手になってきた
・以前より遊ばなくなってきた
・呼んでも無視
耳が聞こえにくい場合と、長年の経験から呼ばれても「いいことはないかも~」と
あえて無視しているときもありますよ
・甘えん坊になってきた、頑固になってきた
これはあくまで一般的な例。
人間と同じように、ワンコによって老化の速度や現れ方は違います。
ただ、7歳という年齢は、健康の面で変化が現れやすくなる年齢だと頭の隅に置いておくと、ワンコの変化に気付きやすくなります。
そして、実際に飼い主さんのお話をお聞きすると、10才くらいになると見た目も含めて「あれ?」とはっきりと違いに気が付くようです。
そうです。
大事なのは、毎日一緒に暮らしている飼い主さんの「あれ?」の感覚。
心配性になって観察する必要はありませんが、なんとなく「あれ?なにか違う??」と思う、その感覚を見逃さないでください。
シニアシグナルに気づいてあげることで、ワンコにとって無理のない生活を送ることができます。
病気も早期発見できます。
ただ、ひとつだけ思うこと・・・
飼い主さんが「もうシニアだからね」「おばあちゃんだから」「おじいちゃんだから」と思い込んでほしくないのです。
ワンコは自分の年齢を認識していません。
もしかしたら「まだまだボクはイケてる!」「あたしはイケてるわ!」と思っているかもしれませんよ。
無理はさせずに、でも「○○ちゃん素敵だね!元気だね!!すごいね!」って声をかけてあげてください。
シニアになっても気持ちは生き生きと!
身体のメンテナンスと同時に、心も大事にしてあげてください。
そしてシニア犬生活を楽しんでくださいね。